「最近肌がどんよりしている」「シミが増えた気がする」このように年齢を重ねた肌の悩みは、ターンオーバーが乱れているせいかもしれません。そこで今回は
- ターンオーバーの基礎知識
- ターンオーバーが乱れる理由
- ターンオーバーを整えるために気をつけること
を分かりやすく解説します。最後まで読めば、年齢を重ねるほどに増える悩みのヒントになるでしょう。何となく肌の不調を感じている方ほど、記事を参考にできることからはじめてみてください。
肌のターンオーバーとは
ターンオーバーとは「肌の生まれ変わり」のことです。肌の内部で新しい細胞が生まれると、古い細胞が少しずつ表面に出てきます。これにより、肌にくっついている古い細胞がはがれ落ちて、新しい肌に生まれ変わるのです。ここまでのサイクルがターンオーバーといわれ、肌の健康には欠かせません。
もしもターンオーバーが乱れた場合は、ニキビや肌荒れ、ツヤがなくなるなどの様々な問題が起こります。例えば古い角質が残ったままだと、硬くなった皮脂が毛穴詰まりの原因に。他にも、毛穴詰まりはニキビの発生を引き起こします。
ターンオーバーの乱れが、肌トラブルの原因になっているケースが非常に多いのです。よって肌質を改善したい方は、ターンオーバーの正常化を目指すのが近道と言えるでしょう。周期を整えるためには、化粧品や食事などの生活習慣の見直しが必要です。
ターンオーバーを知るポイント2つ
ターンオーバーを知るために大事な2つをお伝えします。
- ターンオーバーの乱れによって起こること
- ターンオーバーの周期
ここでは、肌トラブルの原因がターンオーバーの異常からくるケースが多いこと。また、ピーリングやシートマスクを用いてお手入れする時にも役立つ、ターンオーバーの周期について説明します。ひとつずつ見ていきましょう。
1.ターンオーバーの乱れによって起こること
ターンオーバーが乱れると、古い角質が肌にいつまでも残ってしまいます。ターンオーバーの乱れは
- 乾燥してハリがなく小じわになる
- 毛穴がたるみキメが粗くなる
- バリア機能が衰え肌が荒れる
- シミやくすみになる
- 日焼けや傷の回復が遅れる
など多くのトラブルを引き起こす原因となります。このような肌悩みがある時は、ターンオーバーが乱れているサインかもしれません。
2.ターンオーバーの周期
ターンオーバーには周期があり、生活習慣や年齢によって個人差があります。以下に一般的に言われている、年齢×1.5で計算した表を示しました。必ず誰にでも当てはまるわけではないので、目安として参考にしてください。
ターンオーバーの周期目安表 | |
15歳 | 22.5日 |
25歳 | 37.5日 |
35歳 | 52.5日 |
45歳 | 67.5日 |
55歳 | 82.5日 |
表を見て分かるように、年齢を重ねるほど周期は長くなり、肌の生まれ変わりに時間がかかるのが分かります。お肌の良い状態を保つには、自分に合ったケアが必要。そのためにも、自分の周期を把握しておくことは重要です。ピーリングやフェイスマスクといったお手入れを取り入れる際にも、ターンオーバーの周期が役に立ちます。
なぜターンオーバーが乱れるの?
ターンオーバーが乱れる原因は、人によって様々です。ここでは主に3つに絞って注目しました。
- 紫外線
- 加齢
- 生活習慣
日常のなかで当てはまる習慣がないか、順番にチェックしてみましょう!
1.紫外線
ターンオーバーは早い方が良いように思いますが、実際は遅くても早くても良くありません。例えば外にいる時間が長くて紫外線を浴びると、日焼けした肌の皮むけがいつもより早いことがあります。
これは肌が日焼けして受けたダメージを、早く外に出してしまおうとする働きによって、異常に早いターンオーバーを引き起こすためです。こういった早すぎるターンオーバーは、保湿力がない状態の肌が表面に現れて、乾燥に弱くハリのない肌になってしまいます。
2.加齢
先にもお伝えしたように、周期は年齢を重ねるほど長くなります。年齢を重ねた肌はエネルギーが不足し、新しい細胞が生まれる周期が少しずつ遅くなるためです。それによって、古い細胞が居座り続けて、ターンオーバーの遅れや肌トラブルの原因に。
肌がくすんで見えたり、ニキビ跡が消えないなどの悩みも、古い皮膚が蓄積していると言えます。加齢によるターンオーバーの乱れは仕方ない側面もありますが、普段の心がけで正常化も目指せます。生活習慣やスキンケアを意識して、年齢に合った周期を保ちましょう。
3.生活習慣
生活習慣の乱れは、ターンオーバーの乱れと言っても過言ではありません。不健康な生活を続けると、体内時計の不調や新陳代謝の妨げとなり、ターンオーバーの遅れに繋がります。
例えば
- 睡眠不足
- 運動不足
- ストレス
- 栄養バランスの悪い食事や飲酒
などがターンオーバーを遅らせる原因になります。体内時計を整えるために、日付が変わる前に就寝したり、発酵食品を多く摂取したりと普段からできることを心がけましょう。
ターンオーバーを整えるために気をつけること
ここでは、ターンオーバーを整えるためにできることをまとめました。
- スキンケアを見直す
- 良質な睡眠
- バランスの良い食事
簡単にできることから、意識して生活に取り入れていきましょう!
スキンケアを見直す
肌の不調を感じたらスキンケアを見直すのも有効的です。なぜなら、皮膚の新陳代謝を促し健康的な肌を維持するのに役立つからです。
一例を挙げると
・日焼け止めを塗って紫外線対策をする
・メイクはクレンジングを使って残さず落とす
・ダブル洗顔を必ずする
・充分な保湿をする
など、自分のスキンケアでできていない箇所を見つけて実践しましょう。その際スキンケア全てにおいて、摩擦を加えるのは厳禁です!ごしごししないことで、色素沈着を防ぐ手助けになります。
良質な睡眠
肌にとって非常に重要なのが睡眠です。寝ている間に肌が修復されたり、新しい細胞が生まれたりします。成長ホルモンとして知られるメラトニンが分泌されるのは睡眠時です。メラトニンは新しい細胞を作るのに欠かせないホルモンで、入眠してから3時間ほど経つと分泌されます。
さらに、深い眠りはストレス軽減にも繋がります。寝る直前にはスマホを見ないようにして、日付が変わる前には入眠するように意識しましょう。
バランスの良い食事
ターンオーバーを整えるには、五大栄養素を意識した食事が大事です。栄養バランスの良い食事は、ホルモンバランスを整えるのに役立ち、ターンオーバーのリズムを保ちます。五大栄養素は以下の表を参考にしてください。
炭水化物 | 米、パン、うどんなど | 身体のエネルギー源になる |
たんぱく質 | 肉、卵、魚など | 身体の組織を構成するのに必要 |
脂質 | マヨネーズ、バター、食用油など | エネルギー源や細胞膜の構成に役立つ |
ビタミン | 野菜、くだものなど | 免疫向上、粘膜の健康、代謝の調整に必要 |
ミネラル(無機質) | 牛乳、わかめ、チーズなど | 骨の形成、神経伝達、筋肉の収縮に重要な役割を果たす |
またターンオーバーは、腸を整え新陳代謝を意識するのも大切なポイントです。五大栄養素の他に、ヨーグルトや納豆といった発酵食品も積極的に取り入れましょう。
まとめ
この記事では、ターンオーバーの仕組みや乱れる原因、また整えかたをお伝えしました。ターンオーバーの乱れはくすみやシミなどの肌トラブルの原因になりかねません。そこで生活習慣を見直すのが効果的です。特に紫外線対策は必須。これからの季節は外でのレジャーが多くなるので、日焼け止めの持ち歩きはマストです。
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日差しが強い外でのレジャーを楽しみながら、肌も守れる強い味方になってくれます。アルコールフリーの日焼け止めで、小さな子供や年齢肌が気になる大人も、一緒に紫外線対策をしましょう!
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